内装や間取りを自由に変えられることがリノベーションの特長ですが、まったく制約がないわけではありません。マンションの場合、建物の構造による制約・管理規約による制約・権利上の制約があります。
水まわりの移動は、パイプスペースの位置を考える必要があります。
パイプスペースとは部屋中の給排水管をまとめて通しているスペースのことで、動かすことができません。
キッチンやお風呂といった水まわりを、パイプスペースからあまり遠くすると、配管の勾配がとれず、給排水がうまくできなくなってしまいます。そのため、水まわりは移動できる範囲に限りがあるのです。
こうした技術的な問題は、設計担当に物件や図面を見てもらえばわかります。購入前に内覧に同行してもらうなどして、確認してもらうことが大切です。