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リフォームとリノベーションの違い

「リフォーム」と「リノベーション」は、どちらも「老朽化した住まいに手を加えること」ですが、細かい意味合いでは大きく異なる言葉です。しかし、その違いを知っている人は少ないのではないでしょうか。
ここでは、そんな混同しやすい「リフォーム」と「リノベーション」の違いについて解説します。

リフォームとは？

リフォームは、老朽化した建物を新築の状態に戻す工事を言い、「マイナスの状態のものをゼロに戻すための機能回復」という意味合いで使われます。リフォーム工事に該当するものは、キッチン、浴室などの設備の取り替え、壁紙の貼り替え、増築などの比較的小さな工事が当てはまります。
例えば「築20年の住まいの、設備や壁紙の修理だけを行う」という場合は、リノベーションには当てはまりません。また、工事をしても新築と同様か、改善されても新築当時より性能面では落ちた状態になります。

リノベーションとは？

リノベーションは、既存の建物に大規模な改修を行う事で、性能を新築の状態よりも向上させ、資産価値そのものを高める工事を言います。よりデザイン性の高いものに改良したり、住環境を現代的なスタイルに合わせて間取りや内外装などを変更したりすることなどが含まれます。

間取りや配管、冷暖房機器の変更などを含めた建物の内側から工事をして、性能もデザインも共に一新させる工事がリノベーションです。